こんにちは、しましまです。
突然ですが、皆さん夫婦の家事分担ってどうしていますか?
ママ友とかの話を聞くと、ほとんどママ。
日々の買い物、掃除、洗濯、習い事の送迎、学校行事への参加…などなど。
そこにパートや仕事が加わります。
国立社会保障・人口問題研究所が2022年、妻約5500人に行った調査によると、共働きの方が多いこのご時世でも、家事の分担割合は「妻80.6%、夫19.4%」と夫は2割切ってるそうです。
働いてるって言ってもパートでしょ?
共働きって言っても女の方が時短勤務してもらいやすいでしょ?
オレの方が稼いでますよ…?
イマドキのパパママはあまりないでしょうが、私たちの世代(40代)では残念ながら聞かれるセリフです。
が、私は言いたい。
短くしか働けないから、最初っから時給設定がやすいっての!
働ける場所の選択肢も少ないからね!
時短勤務って言っても一日2時間とかじゃないですから!
(4~6時間が多い)
夫:8時間勤務、妻:6時間勤務 なら
家事割合は3:4、4割くらいはやってもらわないと割に合わないですがっ!?
…とまあ、こんな不満を抱えてる方もまだまだ多いのではないでしょうか?
ちなみに、うちの夫はまあまあやってくれる方です。
5割とは言いませんが、4割以上はやってくれてます。
特定分野は10割なので、ちょうどいい塩梅かなと思っています。
そんな夫ですが、もともとは全然動かないと実の母(私の姑)に言わしめるほどなーんもしない人でした。
でも、あることを取り組んだの結果、夫は自分から家事に取り組むようになり、もはや習慣化しています。
今回はその方法と、夫への説得・頼み方をお伝えしたいと思います。
※実践するための資料を掲載していますので、良ければお使いください!
家事を見える化して作業分担
私のやったことはズバリ、家事の見える化です!
家事は細かい作業の集合体です。
掃除一つ取っても、リビングとトイレとお風呂では作業手順も全然違います。
なので、その細かい一つ一つをすべて見える化します。
具体的に言うとリスト化して書き出すんです。
って話をすると、女の人はたいてい「めんどくさい」って言いますw
そんなことするくらいだったらやるわーって。
でも、モヤモヤしたままするのってしんどくないですか…?
男性の多い理系畑の私の経験上、男の人って心情で訴えるよりもデータ提示した方が納得してくれやすいです。
男性って、情報源としてスペックや数字など客観的な情報を重視する人が多いです。
口コミってありますよね?
口コミってかなりの部分で主観的な情報です。
で、それを「書くのも」「読むのも」「参考にするのも」圧倒的に女性が多いことがいろんな調査で分かっているそうです。
女性は共感と言いますが、それにつながるところがあるのかもしれませんね。
女性と男性、重視する情報が違うので、説得するときには相手の重視する情報を使うのが得策です!
資料は2つ用意します。
- 誰がどのくらいやってるかが分かる家事見える化マップ
- 得意/不得意、好き/嫌いが分かる家事マトリクス
1.誰がどのくらいやってるかが分かる家事見える化マップ
付箋は高さ1cmくらいの小さなものでも大丈夫です。
ただ数は必要です。
A4以上の用紙の中心をとおる縦線、横線を書き、右側夫、左側は妻、縦軸に上:毎日で下:たまにと書いた表を用意します。
これが見える化マップです!
必要はないと思いますが、こちらにご用意しました。
A4で印刷してください。
なるべく細かく分けて書いてください。
洗濯一つにしても、
- 洗濯物(衣類、タオルなど)の仕分け
- 寝具の回収
- 洗濯機にかける
- 洗濯物を干す
- 洗濯物を取り入れる
- 乾いた洗濯物を分ける
- タオル等個人物でないものをしまう
といろんな作業があります。
俗にいう名もなき家事もなるべく逃さず入れます。
子どもがいる方は、子育てと家事で色を分けたほうが見やすくてよいかも!
先ほどの印刷用見える化マップに、思いつく限り書いた家事リストも入れました。
参考になさってください。
自分の主観で大丈夫ですが、夫が少しでも行っていることは客観的にみてあげてください。
2.得意/不得意、好き/嫌いがわかる家事マトリクス
誰にでも好きな家事・キライな家事ありますよね。
好き嫌いは別にして得意・不得意な家事も。
これも分けてみます。
家事を書き出す用の付箋と、貼り付け用の紙です。
A4以上の用紙の中心をとおる縦線、横線を書き、左上『好き』、右上『嫌い』、左下『得意』、右下『不得意』と書いた表を用意します。
こんなかんじです。
家事マトリクスも一応こちらにご用意しました。
A4で印刷してください。
見える化リストの時のように細かく分類はしなくていいです。
料理、洗濯、掃除…みたいな感じで大丈夫。
でも、部屋の掃除はいいけど庭掃除は…みたいなのは分けてくださいね!
同じ項目について夫、妻分の2セット作ります。
家事マトリクスに家事一覧を作ったので、よかったら参考にしてください。
好きで得意、好きだけど苦手、嫌いだけど得意、嫌いで苦手の分類に従って家事付箋を貼っていきます。
夫への説得
リストはできました。
これ持って、夫のところへ乗り込みましょう!!
…といっても、出し方は重要です。
ここで
「私こんなにやってんのよ!」
と事実を前面に押し出すようなアピールは逆効果。
たぶん、「だから?」と返されて終わりですw
男は一般的に共感力が低いので、説明が必要です。
だからといって、
「こんなにやってるんだからもっと手伝ってよ」
みたいな言い方もNG。
男はプライド高い生き物なので、反発してしまいます。
夫には『お願い』スタンスでいきます。
これ、夫婦関係本などでもよく書いてますよね。
私はいつも読むたびに
家事なんて誰がやってもいいことを、
あえて義務のようにこなしてあげてるのに、
なんでそこまで気を遣わんとあかんのじゃ~~~!!
と腹が立ちますw
でも、ここはその気持ちをぐっと胸にしまって演じましょう!!
夫が集中していないときを見計らって声をかける。
男は集中を妨げられるのがとってもキライです。
一人称で伝えることが大事!
私を主語にするだけで、ちょっと言葉がマイルドになるんです。
見える化リストで事実を確認してもらう。
「〇〇を助けてもらえると嬉しいんだけど…どうかな?」
もし具体的に手伝ってほしいことがなければ、家事マトリクスを出して夫に取り組んでもらいましょう。
2つの資料から手伝ってもらえそうなことを夫自身に選んでもらいます。
夫自身が決めることで、やらされた感がなくなり受け入れてもらいやすくなります。
あと、ここでも一人称を使って、「私が嬉しい」と伝えます。
あと、相手に断れる余地を残すこと。
命令ではなく提案になるので、ちょっと受け入れてもらいやすくなります。
もし断られたらその場はさっと引いて、機会を改めてチャレンジしましょう。
さっと引くことで、「断っても尊重してもらえるんだな」と相手が感じるので、次のお願いを聞いてあげようかなと言う気になります。
そして、やってくれたらつかさず褒める!ねぎらう!
これまためんどくせーと思う妻・ママたちの声が聞こえそうですが…
(私がその筆頭^^;)
男はとにかく『尊敬』『尊重』
自分がいないとダメなんだ!という意識を持ってもらうのが大事です。
夫だけでなく息子もそうなので、効果はまちがいないです!
「ありがとう」
「助かった」
だけでなくて
「〇〇してもらって私は嬉しい」
のように、ここでも一人称を使うことと具体的に言うこと!
伝わりやすく、相手も理解しやすいです。
やり方には注文をつけない
気持ちよくやってくれたんだけど、やり方がイマイチ…というとき。
あーしてくれた方が…みたいなことを言いたくなりますが、その場では指摘しないようにしましょう。
指摘すると、どれだけ優しく言っても「文句を言われた」とマイナスにとらえてしまって、次やるときの腰が重くなります。
最悪の場合は次やってくれなくなります。
これも実体験として間違いないです。
やったことをほめるだけにしましょう。
気に入らないところは、相手が去った後でコッソリと。
もし見つかったら、「私が気になってやってるだけ」と相手のやり方を否定しないように伝えます。
やり方に関しては、相手がやることに慣れてきたときにまたお願いしてみるとよいです。
もしやるのを忘れてしまった時の声のかけ方
責めない
「明日はやってもらえると嬉しい」
くらいですかね。
やるって言うたやん、とはらわた煮えくりかえりそうになりますが、ぐっとこらえて演じましょう(^^;
最後に
リスト化は多くの女性には取り組みにくいことですが、多くの男性に効果があることです。
なので、めんどうでもおすすめしたいです。
提案の仕方は相手に合わせるのが基本だと思うんです。
商売でもそうですよね?
たとえは悪いですが、詐欺師なんか典型的です。
相手に受け入れてもらうための手段として有効なのであれば、使わない手はありません。
良かったらやってみてください。
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