こんにちは、しましまです。
突然ですが、私の数少ない自慢できることの一つに、器用なことが上げられます。
だいたい何やらしてもそれなりに楽しめる程度にできるようになれます。
ピアノ・エレクトーンに始まり、
- バスケットボール
- ソフトボール
- イラスト
- アニメーション作成
- カホン
- 料理
- DIY
- 裁縫
- 羊毛フェルト
…などなど
仕事も(これは飽きたわけではないけれど)
- ライン作業
- コンビニ店員
- 神社の売り子
- DTPオペレーター
- イラストレーター
- プログラマ
- コーダー
- ゲームクリエイター
- カスタマーサポート
- 法人営業
- BtoCサイト運営
- 司会
…などなど
そのどれか一つでも突き詰めていたら、手に職として困ることはなかったでしょう。
けれど、そうは問屋が卸しませんでした。
ある程度できるようになったら、急速に飽きちゃうんです…
ザ・器用貧乏
この中で一番長く続いている趣味のエレクトーンだって、数多くの中断の果てに続いているだけで、没頭したことはないから腕前はずっと趣味レベルですw
天職だと思っていたゲームクリエイターは現在はゲームの規模が大きくなりすぎてドンドン分業が進み、専門家じゃなければ企業には就職できません。
天職って何だろうな―
人生の目的って何だろうなー
宿命なんてあるの?
そんな風にずっと思ってた私に光明を与えてくれた言葉。
マルチ・ポテンシャライト
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
(中略)
マルチ(多くの)
ポテンシャル(潜在能力を持つ)
アイト(人)
器用貧乏がとっても価値のある言葉に生まれ変わったみたいで感激しました。
今日は、器用貧乏・飽き性の方にこそ読んでほしい本、『マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法』のご紹介と、課題に対する対処法を読んだ私が実践したことをお伝えしたいと思います。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法ってどんな本?
この本を手に取ってくださったのは、「なりたいもの」を一つに絞れず、お困りだからではありませんか?でも私は、「一つに絞るコツ」をお教えするつもりはありません。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
これは、「やりたいことを一つだけ選んで、残りをすべて捨ててしまうなんてイヤだ」と考える人たちのための本です。
私のように器用貧乏で飽き性の人間が、自分を肯定されたうえで自分を知り、それを自分の強みとして生かし幸せに生きるための秘訣が書かれています。
マルチ・ポテンシャライトのワークモデルにもタイプがあり、大きく4つに分けられています。
- グループハグ・アプローチ
1つの多面的な仕事に携わりながら多くの役割を担って分野を行き来するタイプ - スラッシュ・アプローチ
性質の全く違うパートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回るタイプ - アインシュタイン・アプローチ
生活に十分な収入を生み出すものを中心に据えたうえで、ほかの様々なことを追求したくなるタイプ - フェニックス・アプローチ
一定期間働いた後、方向転換して新たな業界でキャリアをスタートするタイプ
タイプによって自分を活かす方法が違うのですが、この中でも複数のタイプに属している場合があったり、数年おきにワークモデルを変えたりすることもあります。
数年ごとにモデルを変えても、混ぜてハイブリッドにしても、何の問題もない。ワークモデルは、あなたをしばるためのものではないからだ。あなたが自分の多くの面に気づき、それをどのように充実したキャリアや人生に変えていくのかを思い描く、出発点にしてほしいだけだ。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
要するに何でもあり、ということですが、その自由さをもって人生を楽しもう!ということのようです。
なお、この本の作者、エミリー・ワプニックさんは、TED(※)という世界的な講演会でもスピーチを行っています。
(※)TED(Technology Entertainment Design)…世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催・配信している非営利団体。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどが登壇したことあるレベルの講演会としても有名。
※英語ですが、日本語字幕でもご覧いただけます。
マルチ・ポテンシャライトにとっては、神セミナーとも言われています(私調べw)
心に残ったところ
「多くのことに手を出せば、そのすべてで二流に終わる」ーこの有名な「器用貧乏」論の一つは、数学的な視点に立てば、理にかなっているように見える。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
(中略)
この主張は「大事な資質はスキルだけ」という考え方に基づいている。
確かに!
スキル=性能と考えれば、会社が大きくなるほど歯車として優秀な専門家(スペシャリスト)が重用されるのは、理にかなっています。
でも、私にとっては、そんなのはそもそもつまらないんです。
けれど、社会が必要としているモノに寄せないと価値として認められない。
社会的地位を得ようとすると自分の幸せをないがしろにせざるを得なくなる、このギャップに苦しんでいました。
でも
スペシャリストは一つの分野に秀でているが、マルチ・ポテンシャライトはいくつかの分野を融合させ、それが交わる場所で活動している。おかげで私たちは分野と分野の関連性について、深い知識を得ることができる。それが私たちの専門分野なのだ。
マルチ・ポテンシャライト~好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法
この言葉でとらえ方が変わりました。
すなわち「自分の個性の活用方法をちゃんと知れば、オンリーワンの最強の強みになるんだ!」ということです。
自分の道が見えた瞬間でした。
実践してみたこと
- 今の私がしっくりくるアプローチを調べた
- そのアプローチを理解して合うかどうか確かめる
- 自分に合うシステムを作る
1.今の私がしっくりくるアプローチを調べる
私が働きに出ていた16年間で勤務した会社の数は6。
2~3年たってもう十分学んだなあ、と思ってると何かが起きて、結果転職するパターンでした。
で、転職ついでに違う仕事にチャレンジする感じです。
完全にフェニックス・アプローチでした。
フェニックス・アプローチは毎回0から挑戦できていいのですが、並々ならぬパワーと時間が必要でした。
ですが、今私は子育てというカスタマイズバリバリのミッションをすでに抱えています。
子どもが小さい時は保育園という最強のサポーターがいたため対応できたのですが、コロナ禍で学校が休校したときに、子育てミッションを抱えて仕事にのめり込むことはできない!と悟りました。
今読んでしっくり来たのはアインシュタイン・アプローチ。
十分な収入がありながら、他の情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる程よい仕事を得て、儲けにならないけど情熱持って取り組みたい分野を追求する。
子育てに力を入れたい私にはぴったりでした。
こうやって自分に合うものを選んだ結果、なんとなく目の前がクリアになりました。
2.そのアプローチを理解して、合うかどうか確かめる
アインシュタイン・アプローチをするには、十分な収入を得られて他の情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる程よい仕事が必要です。
昔は情熱のない仕事に自分の大切な時間を費やすのが嫌すぎて、自分のやりたいことを職業にしていたけれど、今はとりあえず安定が欲しい^^;
子どもも大きくなってくると、何かとモノ要りになりますしね。
程よい仕事の基準は
- 楽しくて、なるべくやりがいも面白みもあって、心から興味が持てる分野のモノであること。
- 自分で定義した経済的な目標にかなう給料が出ること
- 仕事以外の興味を追求できる、自由な時間とエネルギーが残っていること。
- 他の興味の対象と違っていること(近いと切り替わらずエネルギーが続かない)
今、これに近いものを新たに選べていて、準備している最中です。
なので、今の私にはこのアプローチがきっと合うのではないかと思います。
こうやってアプローチに関して深く知り、考えることで迷いがなくなりました。
前に向かって前進するだけだ!という気持ちになりました。
3.自分に合うシステムを作る
これについては、さっきも話した通り現在進行形で準備中です。
新しい取り組みだからパワーがいるのですが、幸い子どもたちも落ち着いてきて応援してくれているので、集中できています。
とりあえず2025年中!と期限を区切って、程よい仕事になるように取り組みたいと思います。
まとめ
4年前に会社を辞めたとき、今度仕事をするときはフリーランスか起業しようと思ってました。
その時仕事にしたいことを考えて、3年前からやり始めたのですがどうもしっくりこない…。
やればやるほど違和感を感じていました。
最近になってようやくわかったのですが…
ビジネスとして考えると多数派をターゲットにした方がいいのですが、私の取り組みたいことは全部少数派ターゲット。
そこにギャップがあったようです。
私の取り組みたいことはお金にならなくてもやりたい情熱を持っていることでしたが、今の状態で取り組めるものではなく、またお金に結びつけるのは、ビジネス経験のない私には難しすぎる課題でした。
3年前にこの本に出会ってたらよかったな~^^;
でも3年前は知識も経験もなかったからわからなかったかな。
器用貧乏な自分は楽しくて悪くないと思っていたけれど、人に評価されないというところでずっと引っかかっていました。
けれど、これからは暗い気持ちなく堂々と器用貧乏な自分を好きに慣れそうです。
うまく活用して、これからの人生楽しもうと思います!
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