こんにちは、しましまです。
だいぶ前ですが、以前こんなブログを書きました。
いい本ないかなあとサーチしていたら、こんな本を見つけました。
なぜ、あの人といると疲れるのか?あなたのまわりに潜むエナジーバンパイア対処法
そう、それ!
一気に読んでしまいました。
書いてあることも早速実践してみました。
「一見、いい人」が一番ヤバイってどんな内容?
一見、いい人とはこんな人たちです。(本文から目次から抜粋)
- やたらとモノをくれるけれど、本音が怖い女友達
- しょっちゅう押しかけて尽くす、おば
- 任せっぱなしで責任は取らない、お任せ上司
- 正論しか通じない熱血ポジティブ上司
- 抜けるのが難しい社会貢献仲間
- 天才肌だが振り回してくる人たらし上司
…など。
困った行為ですが悪意がなく、相手が困っていたり傷ついていることに気づいていません。
でもこういう人たちって人当たり良くて周囲からの信頼がよかったり、責任ある役職についてたりして、大多数の人に『いい人』だと思われてる人たちです。
だからこそ、悪いと指摘しにくい。
本人に指摘しても理解してもらえないです。
そして感じる違和感を他人と共有することが難しいんです。
敏感なHSPさんは、裏の意味(違和感)、隠された気持ちなどを感じ取ってしまいがちです。
ですが、大多数の人たちは『いい人』と思っている人のこと。
違和感を感じるこちらが少数派です。
なので、共有しても、自分に共感してもらえることは少ないんです。
もっと最悪なのは、違和感を伝える自分を逆に悪く言われたり、そんなことないと諭されたりします。
そうして自分も葛藤し、自分が間違っているのかと思い始めてしまいます。
そして、最終的には気持ちにふたをすることで消耗させられるとのことです…。
そんな「一見、いい人たち」の生態を解説するとともに、振り回されないための自分のケアを提唱しています。
読んでみた感想
本に出てくるパターン一つにつき最低一人は脳裏に浮かんで苦笑い。
私の中のモヤモヤを言語化してくれているな、と、とても納得して読むことができました。
一見いい人たちは、自分の行いや言動は相手にいい影響を与えているはずだと思い、まさか負荷をかけていると思いもしません。
訴えても、途中で話を遮られたり、かぶせられたり。
ひどい時には「そっちが変だよ」と平気で言ってきます。
そこでも自分をすり減らされるのですが、もう一つ厄介なのは、対峙しているときは「そういう考え方もあるよね」っていったん受け入れてしまうことなんです。
考え方・感じ方は人それぞれ。
だからこそ否定はしたくなくていったん受け入れると、相手はOKなんだと勘違いして話を進めてしまう。
聞いてるだけで消耗するし、後で否定することになった時は数倍パワーを使わされます…。
自分と同じように考える人もいるんだなと、それだけで少し気分が良くなりました。
実践してみた
私が困っていたのは当時の仕事のパートナー。パターンとしては以下に当てはまってました。
「任せるよ~」
任せっぱなしで責任は取らない、お任せ上司
※以下書籍より抜粋
会議では「なんでもいいよ~」「〇〇ちゃんにお任せするよ~」とソフトに言うのですが、せめて方向性を示して欲しい、とお願いしても反応ゼロ。ようやくまとめて提出すると「う~ん、これじゃないんだよね」と突き返してきます。
初めて仕事をしたときのことなんですが、上記のような感じで、何を聞いても「私の思うようにして」と言われました。
私にとっては畑違いのチャレンジで、情報も欲しかったし、自分の意向だけではなく相手の意向も取り入れたかったので聞いてみたのですが、何も答えてもらえませんでした。
暖簾に腕押し状態でにっちもさっちもいかなかったので、仕方なくわからないなりに無我夢中で作ってみたところ、「それじゃあダメだと思う…」とほぼ全否定。
ほぼ全部作り直しをする羽目に…。
しかも作り直しの間も言っていることが二転三転して、作業が半端なく多くなってしまいました。
相手も試行錯誤していたので、仕方のなかった部分もあります。
が、表向きはソフトでも、かなり疑心暗鬼で信用していない感がありありでした。
情報を何ももらえなかったのも、おそらくそういうことだったんだろうと思います。
(じゃあなんで一緒に仕事しようと思ってん!?というのが正直な気持ちでした)
ありがたいことに?最初の仕事で相手は信用したようでしたが、私は逆に『無理』と言う気持ちでいっぱいに。
すぐに手を切ればよかったのですが、そうもいかない事情もあって対策を練ることになりました。
書籍に書かれていた取るべき手段は、「今後私のエネルギー消費がなるべく減るように自衛策をとる」。
例えば課題の進行時からすべてメールで残すなど、精神論ではなく現実的な手段で証拠を残していくというやり方です。
私も、あったこと、言われたことなどを全部メールやドキュメントに残しました。
そして次回以降の仕事では、その書類たちを元に話すようにして、確認するようにしました。
そうすると、相手も確認せざるを得なくなり、話が二転三転することもなく、作業が少しずつ減っていきました。
いい人に振り回されないための5つのケアについて
書籍では5つのケアが提唱されていました。
一応全部試してみましたが、効果があったもの、なかったもの、できなかったもの、いろいろでした。
個人差で合う、合わないがあるので何とも言えません。
ただ、1点誰にでもできそうだと思ったのはこれです。
感情は自分を守るために発動されたものだから、感情に感謝する
感情が出てきたら感情による体の変化だけに思考を向ける
(感情への思考を止める)
上記は、ほかのメンタル系の本でもよく書いてあります。
認めることは自分にとって大切なことです。
感情に飲まれると苦しみが増すだけなので、感情を認めつつも手離す、ということですね。
とはいえ私は感謝するのが難しいと感じるので、体の変化だけに思考を向けるようにしています。
これだけでも十分効果がありました。
こんな人におススメ
人間関係において
- 他人とは違う感覚に戸惑っている人
- 自分はひねくれものだと思っている人
- なんで私はそう思ってしまうんだろうと自己嫌悪に陥る人
モヤモヤを晴らしてくれること間違いなしです!
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