こんにちは、しましまです。
子育ては誰にとっても大変な人生の一大事業ですよね。
ですが、特にHSP(Highly Sensitive Person)であるママにとっては、その困難さが倍増することがあります。
子育ては親だからできるものじゃない。
親になって痛感したことの一つです。
もちろん、それなりのことは覚悟して生んだつもりですが。
HSPの特性~感覚過敏、疲れやすさ、刺激への過剰反応など、HSPならではの特性が子育てに与える影響は小さくありません。
そんな中で、「自分は子育てに向いていないのではないか」と自信を失っていくHSPママは多いのではないでしょうか。
子育ての理想と現実のギャップに苦しみ、自己否定の気持ちを抱えてしまうこともあるかもしれません。
私も、子どもが小さい頃はそんな思いを抱えていました。
ストレスで病んでしまったこともあります。
けれど、そんな中で見つけたことがありました。
HSPであるからこそできた子育てもあると感じる部分もありました。
それは子どもたち自身の成長や親子関係にとってもよい影響があったように見えています。
今回は、子育てに向いていないと感じているHSPママに向けて、自分の経験を踏まえて自分らしく、親子ともにハッピーになれる子育てのヒントをお伝えしていきます。
自分らしい子育てを見つけるきっかけになれば幸いです。
HSPママが子育てで陥りがちな悪循環
HSPの特性と子どもに振り回され、「子育て無理かも…」と思ってしまっているママたちの陥りがちな悪循環の例を書いてみます。
感覚過敏による疲弊と自己否定の無限ループ
HSPママにとって、子どもの泣き声や騒音への敏感さは、子育ての大きな悩みの一つと言えます。
大きな音や苦手な音だけでなく、一般的な人なら気にならないような小さな音でも、HSPの人にはとても大きく不快に感じられることがあるんですよね。
そこに、泣き声や子どもが出すいろんな音が加わるわけですから…。
HSPママは、子どもの泣き声や騒音に敏感に反応してしまうため、常に聴覚の刺激にさらされており、慢性的な疲労感を抱えてしまうことが多いです。
疲れが蓄積すると、子どもに優しく接することが難しくなり、イライラしてしまったり、感情的に叱ってしまったりすることも多くなります。
そんな自分を見てこうなります。
「私は母親として失格だ」と自己否定
↓
更に疲れやストレスが蓄積
↓
さらに感情的になってしまう
↓
(自己否定にループ)
常に自分を責め、自分の感情を抑え込むことで、慢性的な疲労とストレスを抱え、心身の健康を大きく損ねてしまうことも!
疲弊し切ったママは、子育てに集中することが難しくなり、結果的に子どもへの接し方にも影響が出てしまいます。
共感疲労と自己犠牲の無限ループ
HSPの人は、他者の感情を敏感に感じ取る力が高いと言われています。
それは、子どもの気持ちを深く理解することにつながる一方で、子育ての中でいくつかの問題を引き起こすこともあります。
例えば、子どもが泣いている時、その涙の理由が明確でなくても、HSPの親は子どもの悲しみや不安を自分のものとして感じ取ってしまうかもしれません。
子どもの感情に巻き込まれすぎてしまうと、自分の感情を抑え込んでしまうこともあります。
そんな時こうなります。
自分の気持ちを後回しにして頑張る
↓
更に疲弊
↓
(自己犠牲ループ)
ちなみに、自己犠牲を強いることで、HSPママは周囲に助けを求めることが難しくなります。
「母親なのだから、一人で頑張らなければ」という思い込みから、サポートを求められない状況に陥ってしまいがち。
孤立感を抱えながらの子育ては、ママの心身を更に追い詰めてしまいます。
完璧主義と理想の子育てプレッシャー
HSPママは、完璧主義の傾向があると言われています。
子育ての中で、理想の母親像を追い求めてしまうあまり、自分に高い基準を課してしまうのです。
それが行き過ぎると、こうなります。
完璧な子育てをしようと頑張れば頑張る
↓
現実とのギャップを感じる
他の母親のステキな子育ての様子を見る
↓
自己否定
↓
(頑張るループ)
自分を否定し続けることで、HSPママの自己肯定感は徐々に低下。
自分を価値のない存在だと感じてしまうことで、子育てに対する自信も失われてしまいます。
自信がないままでは、子どもに対して臆病になったり、一貫性のない態度をとってしまったりすることもあるかもしれません。
完璧主義が自身に向かうのも良くないのですが、子どもに向かうとさらに良くないです。
何故かというと、子どもの失敗を受け入れられなくなってしまうことがあるからです。
失敗は成長のチャンスなのに、つい厳しく叱ってしまったり、最悪の場合は失敗を恐れるあまり、子どもに挑戦させなかったりしてしまうことにもなりかねません。
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