こんにちは、しましまです。
幼稚園~小学2年にかけて「なにかにつけて口答えするなあ」とか「全然いうことを聞かないなあ」と感じた(感じている)ことはありませんか?
これ、中間反抗期と言うそうです。
魔の2歳児を超えて、やっと落ち着いてきたと思ったのに…
口も達者になり、対応することに親自身も疲れはててしまいますよね。
我が家の場合、実は上の子にはこの時期が全くなく下の子でいきなり遭遇しました。
ちょっと我の強い子くらいだったのが手に負えないくらい激しい子に変貌し、実の父に「あいつとは一緒におれん、実家に帰らせてくれ」と言わしめたほどです。
(書き言葉にすると笑えますが、当時はとても深刻な家庭崩壊の危機でした)
後々になって中間反抗期という言葉があることを知りました。
中間反抗期ってどんなものなのか、我が家の場合どうのりきったのかを書いていきます。
そもそも中間反抗期って?
一般に『イヤイヤ期』と呼ばれる第一次反抗期と小学校高学年~中学生ごろの第二次反抗期の間に起こるものだそうです。
特徴は口答えが増えること。
素直に聞かず会話がスムーズに進まなくなることが増えてくるとのことです。
ああ、まさに…
ちなみに男の子と女の子ではタイプが少々違うとのことで
男の子
言いたいことが言語化できずイライラして爆発する
女の子
屁理屈や揚げ足取りをしたり、親の痛いところを突く
のだそうです。
うちは口が達者な男の子で両方ありました(笑)
どんなことが起きたのか 我が家の場合
子どもを観察すると、ただ傍若無人にふるまっているわけではなく必ずきっかけがあることが分かりました。
ケース① ソウジャナイ
何が困っているか、何を求めているかなど、自分の考えを言語化できずにイライラし、感情が制御できなくなって爆発するケース。
そこにこだわりが入ってきてますますいら立つ…。
例えば、何かを探しているときに物の名前が分からず説明するがうまく伝わらなくて大爆発します。
ケース② ソコジャナイ
ポケットに石を入れたままズボンを洗濯機に入れたことがありました。
幸いポケットに入ったまま脱水まで完了したため洗濯機は壊れなかったのですが、それを咎めたら
「ハンカチはいいん?」(←ハンカチが洗えないからダメ)
「どんぐりはいいん?」(←石と同じでダメ)
「グッピーラムネはいいん?」(←空くかもしれないし、食べられなくなりそうだからやめたら)
…などなど
まー、いくつもいくつも出てきて、答える側がイライラしてしまいにキレます。
そして本人もキレる(苦笑)
父ともめたのはケース②のほうが主ですが、回数的には圧倒的にケース①が多かったです。
こうやって乗り切った
対処方法① 時間を作り余裕を持つ
下の子のペースになると、こちらもヒートアップしてしまってどうにもならなくなります。
なので、なるべく時間を作り自分自身の余裕を保つようにしました。
具体的には会社を辞めたんですが(爆)
コロナ禍などいろいろなことが重なったことと、この状態の子をだれにも任せられないという気持ちから極端な方法をとりましたが、時間にも心にも余裕を持てるようにすれば大丈夫と思います。
こちらに余裕がなければ相手を受け止められませんので、どうにか余裕を持てるようにすることをおススメします。
外部サービスを頼ってもいいと思います。
対処方法② 話を聞く
トラブルが起きそうになった(起きた)らすぐに離れたところに連れていき話を聞くようにしました。
このとき解決してあげようとついつい自分の考えを都度話しがちですが、ぐっとこらえて聞くことに専念。
そして、相手の言葉をそのまま繰り返し。
これ、カウンセリングやコーチングでよく使われるテクニックです。
話をたくさん聞いていると、子ども自身が言語化できない気持ちのキーワードがたくさん出てきます。
そうすることで子どもの本当に言いたいことがわかります。
コレに対して怒っているのかと思いきや、実は別のことに対して悲しかった、とか。
言語化するためには自分を客観的に見ることが必要です。
言語化できない子どもは時に感情の表し方も気持ちとは違った形で表すこともあり、表面に出てる感情が気持ちと一致しているとは限らないです。
ああ、実はこういうことなんだなあ
と感じたら、子どもの代わりに言語化して言葉を返してあげましょう。
そうすることで語彙が増え、子ども自身が自分を客観的に見ることができるようになります。
一朝一夕で効果が出るものではありませんが、これはかなり効果的でした。
もともと感情が表に爆発しがちな子でしたが、感情が爆発しそうになったら
今気持ちが落ち着かないからちょっと待って
などと言い、感情のままにわめき散らすこともなく周りと距離や時間を置けるようになりました。
対処方法③ 屁理屈には繰り返し
私自身屁理屈の塊のような子どもでしたので、屁理屈が出てくると待ってましたとばかりに屁理屈で返して楽しむタイプなのですが(笑)
相方は屁理屈を真面目にとらえてまともに返すタイプ。
屁理屈をまともに返してはヒートアップしイライラがたまるだけです。
屁理屈こそ冷静に。
そのためには②でも実践した繰り返すことが最適でした。
〇〇ねぇ…
と屁理屈には答えずにしばらく時間稼ぎして間を開けます。
その間に何言うか考えたり、気持ちを落ち着かせたりします。
人の怒りは6秒待てば治まるらしいです。
ちょっとでも時間稼ぎする術を覚えておけば、感情に任せることもなくなります。
私の所感ですが、屁理屈には、意味を理解して言っている場合と本当に知らなくて言ってる場合があるように思います。
1~2歳ごろに、ことあるごとに「なぜ?」「どうして?」と聞いてきた時期がありますよね。
あの頃よりも年齢を重ねたといってもまだ5~7歳です。
モノ単体ではいろいろ覚えているかもしれませんが、モノ同士のつながりはまだ理解できてない可能性があります。
モノの違いが分かるからこそ、なぜ違うのにダメなのかと考えている可能性もあります。
屁理屈は別の視点から見た考え方ともいえます。
1つのことに対してあれもこれも出てくるのは頭の回転が速い証でもありますし、むしろ、物事のつながりや関連性・違いを教えたり再確認させるチャンスです。
普段からある程度コミュニケーションをとっていればどっちの場合かは会話を聞けばだいたいわかると思いますが、わからないときは『なぜなぜ期』のことを思い出して、わかってないことを前提にして話をすると必要以上にイライラしないのではないかと思います。
対処方法④ 揚げ足、口答えには素直に認める
口答え、揚げ足をとれるということは話をちゃんと聞けてるということです。
ただ素直に認めたくないだけ(苦笑)
なので、うちの場合は口答えや揚げ足はいったん受け入れました。
こちらの耳の痛いところをついてきたらなおさら認めたり謝りました。
で、どう考えても理にかなわないことは(後になったとしても)説明しました。
こちらが受け入れると、相手も受け入れてくれます。
だいたい親だって完璧じゃないんですから、違うと思ったら気軽に謝っちゃえばいいと思うんです。
完璧じゃないから私もやるよう努力するしあなたも頑張ろう、でいいじゃないですか。
『おまゆう』にならないように、直したほうがいいところは直すように努力する姿勢を見せることが大事なのでは?と思います。
あとは長々話すと失言や言い損ないも増えて、揚げ足が取られやすくなるのでなるべく簡潔に。
聞く側の集中力もそんなに続かないので、要点を絞って簡潔に言うほうが相手にも残ります。
3年ほど続いた下の子の反抗期ですが、小学3年生になってようやく落ち着いてわが家が平和になりました(笑)
まあ、別の意味でワタワタはするのですが…。
下の子の反抗期のおかげで、我が家は親たちがだいぶと成長させてもらえたように感じます。
渦中にいるときは本当に大変ですが、この経験が思春期に生きたらいいなあと思います。